米大リーグ機構は13日、前日のナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦で、頭部付近への投球をめぐって起こった騒動に関して、ドジャース黒田博樹投手(33)ら両軍合計7人の選手、コーチらに罰金を科すと発表した。ド軍では黒田をはじめ、ラミレス外野手、ボーワ三塁コーチ、ダンカン一塁コーチの4人、フィリーズはビクトリノ外野手、ロメロ投手、ロペス一塁コーチの3人。発端となった黒田、ビクトリノ以外は、騒動の際、過激な態度を取ったことに対する裁定となった。

 罰金の金額は公表されていないが、関係者らによると、黒田は7人中最高額で7500ドル(約75万円)でラミレスが2500ドル(約25万円)ビクトリノは1000ドル(約10万円)。この日の試合前、取材に応じた黒田は「仕方ないし、払うしかない。昨日のことは昨日で終わりで、チームが勝てたのが1番」とコメントした。さらに、今後の投球スタイルについても「何も変えるつもりはないです」と話した。