<ワールドシリーズ:ヤンキース7-3フィリーズ>◇第6戦◇4日(日本時間5日)◇ヤンキースタジアム

 ◆松井秀喜に聞く

 -ワールドシリーズを制した気分は

 松井

 最高ですよね、やっぱりね。このためにずっと戦っている。一番大きな目標ですから、うれしいですよ。日本一と比べるのは難しいけど、ここでプレーしている以上、ここで勝つことはうれしい。

 -6打点の大活躍

 松井

 びっくりですね。いい場面で回ってきたというのもありましたし、そこで運良く打てたのが一番大きな原因だと思います。本塁打の感触はほぼ完ぺき。そこまで厳しいところを突かれたんですけど、最後に甘く入ってきました。

 -苦しかったことは

 松井

 まあどうですかね。ひざが痛いとか打てないとか、そういうことはありますけど、別に苦しくはないですよ。プレーできれば、試合ができれば決して苦しくはないですよ。

 -ジーターと抱き合った

 松井

 僕が来てからはずっと彼と一緒にやってきましたし、彼も勝てない時代をずっと引っ張ってきた。特別な気持ちはやっぱりありました。

 -優勝の要因は

 松井

 戦力的に今年が特別良くなったとか、そういうこともないと思う。今までも素晴らしい戦力だったと思う。それでも勝てなかったわけですから、そういう選手たちの、英語でいうとケミストリー(化学反応)みたいな、そういうのがうまくいったんじゃないですかね。勝ちに飢えているというみんなの気持ちが、そういうのが非常にいい形で出たんじゃないかなと思います。

 -来年に向けて

 松井

 毎年ここに来ることが一番の目標なわけですから。来年は来年で同じ目標になると思いますよ。