94連敗中だった東大が法大を破り、連敗を止めた。

 4-4の延長10回1死二、三塁から、4番楠田創外野手(2年=桐朋)の二塁ゴロが本塁への野選を誘って1点を勝ち越した。さらに1点を追加して2点をリードした。

 中盤、終盤と粘りを見せた。1点リードの7回に3失点して、逆転を許したが、2点を追う8回に、4番楠田の犠飛と、5番山田大成内野手(2年=桐朋)の適時三塁打で、同点に追い付いた。

 東大の勝利は、10年秋の10月2日、早大1回戦で4-2で勝利して以来。この時は35連敗で止める勝利だった。

 12年の就任後初勝利の浜田一志監督(50)は「本当にうれしいです。やっとトンネルを抜けた」。飯田裕太主将(4年)も「接戦を続けていれば勝ちが見えてくると思っていた。まず1つ勝ててうれしい」と喜びをかみしめた。

 対法大戦の勝利は、08年秋の法大3回戦で5-4とサヨナラ勝ちして以来。その時の法大先発は、阪神二神だった。

 すでに今季の35季連続最下位は決まっている。