独立リーグの四国IL・高知は10日、藤川球児投手(35)との契約が今季限りで終了し、先発する16日の徳島戦(高知市営、午後6時)が最終登板となると発表した。球団公式ホームページは「藤川球児選手との契約は、今シーズンの最終戦をもって契約が終了いたしますので、この試合が最後の登板となる予定です」と掲載。

 藤川も自身のブログを更新し、「間違いなく、高知ファイティングドッグスでは最後の試合登板になりますので、野球少年少女を連れて見に来て下さい!」と呼びかけた。

 藤川は高知に在籍した3カ月間を振り返り、「妻と子供達との夏休みも満喫させていただきましたし、おいしい料理もたくさん頂きました。野球をしながら、こんな良い時間を過ごせるなんて思っていませんでしたが、本当に幸せな時間をありがとうございました! ファイティングドッグスの球団にも独立リーグ運営に携わっておられる全ての方々に感謝です。そんな思いも含めて最後の試合も全力で頑張ります」とつづった。

 今年5月に大リーグのレンジャーズを自由契約になった藤川は、出身地でもある独立リーグの高知に入団。7日の香川戦では阪神時代も含めてプロ入り初の完封勝利を挙げるなど、ここまで登板6試合33イニングで2勝1敗、防御率0・82の成績を残している。