日本ハムからドラフト８位で指名された大阪偕星学園・姫野優也外野手（１８）が、中田＆大谷のイケメンエキスの吸収を心待ちにした。１６日、大阪市内のホテルで契約金１５００万円、年俸４７０万円（金額は推定）で仮契約を結んだ。念願の日本ハム入りで、主砲中田とエース格の大谷のルックスに注目。名実ともに一流の２人に近づけるよう、外見でもプロ仕様へと磨き上げていく。

　スター軍団の一員は、男心を奮わせた。細く整えられた眉を上げ、姫野は胸を高鳴らせた。「男前が多いので憧れでした」。野球人生の新たな舞台となる日本ハム。プレミア１２で大活躍中の中田に、エース格の大谷。「佑ちゃん」こと斎藤や、女性層から絶大な人気を誇る中島と西川が所属する。そうそうたる顔ぶれを思い浮かべると、照れくさそうに本音が出た。「早く、その中に入りたい」。

　焦がれる２人のターゲットの魅力を、熱く訴えた。「男としてカッコイイと思う。キリッとした顔が好きなんです。話してみたい」。早くも、こわもてな主砲中田のとりこだった。プレミア１２での活躍にも熱視線を送る。プロでは実力とともに、注目を集める容姿も重要だと分析。中田からは打撃はもちろん、男らしいオーラも学び取るつもりだ。「女の人のウケは、かわいいと言われる大谷さんだと思う」。投打の一流選手に興味津々。名実ともに兼ね備えた選手へ、外見も磨き上げていく。

　人生最大の脚光を浴びた瞬間を、プロで塗り替える。今夏、同校初の甲子園出場への原動力になると２回戦の九州国際大付戦。本塁打を放つ活躍で、注目を浴びる心地よさを感じた。「目標がないと成長出来ない。１日でも早く１軍に上がれるように」。

　遠投１３０メートルの強肩と、もう１つの売りがある。「爽やかな笑顔です」。持ち味を発揮しながら、先輩の一挙手一投足を目をハートにして追いかけていく。【田中彩友美】