9回は今季初登板の阪神石崎が締め、同期入団の横山の初勝利をアシストした。

 横山と同じ新日鉄住金鹿島出身。1年目の昨年は1軍で8試合に登板したが、ホロ苦い経験が多かっただけに期するものがあった。「住金コンビがダメだと言われない投球をしようと思っていました」。先頭三ツ俣を148キロの真っすぐで遊ゴロに仕留めると、荒木も145キロで投ゴロ。最後は平田を149キロで見逃し三振。「腕を振れたのが大きな収穫」。完璧ピッチの6球だった。