ソフトバンクが工藤政権最長となる9連勝を逃し、5月初黒星を喫した。誤算はスアレスだった。同点で迎えた9回に登板。清田に決勝タイムリーを許した。「内容は悪くなかったが、点を取られたのは事実。そこは受け止めたい」。11試合目で来日初の敗戦投手になった。ロッテは9番加藤から始まる打順のため、守護神サファテは中軸と対決する10回に投入するプランが描かれていた。工藤監督は「球自体は悪くない。いい当たりを打たれているわけではない。切り替えて、がんばってほしい」とかばった。

 4番内川が6号ソロを含む2打点で奮起したが、4回以降は1安打で涌井を攻略できなかった。それでも9回裏には一打出れば、サヨナラの場面を作った。指揮官は「連勝はいつか止まる。最後まで食らいつくゲームはできている」とサバサバ。2位ロッテに勝ち越し、4ゲーム差。ダメージを残さない敗戦だった。