優勝決定後初のマツダスタジアムでの試合で広島は2位巨人に勝利した。試合後には優勝セレモニーが行われ、ペナントが授与された。その後、緒方孝市監督はマイクを握った。

 「今日もたくさんのご声援ありがとうございました。先日、9月10日。東京ドームで2016年のペナントレース131試合目で25年ぶり優勝を決めてきました。できることなら、このマツダスタジアムで決めたかったという気持ちはありますが、こうしてみなさんの前で優勝報告ができ、本当にうれしく思っています」

 さらにファンへの感謝の言葉を続けた。

 「昨年、4位というふがいない成績であったのに、今シーズンもまた開幕から全試合真っ赤にスタンドを埋めていただき、そして熱い声援を送っていただき、本当にありがとうございました。選手もその期待に応えるべく、厳しい練習をやって、そして1戦1戦戦いながら力をつけていき、本当に結果を出し続けてくれました」

 もちろん、コーチやスタッフへの感謝の思いも添え、クライマックスシリーズへの抱負を言葉にした。

 「その選手たちをしっかりと支え、指導してくれたコーチ、そしてスタッフ。本当にチーム一丸で頑張り、そしてファンの声援。これが優勝という結果につながったと思います。本当に25年間お待たせいたしました。ファンのみなさん、本当におめでとうございます! 10月12日からクライマックスシリーズが始まります。厳しい戦いになると思います。さらに覚悟を決め、チーム一丸となり、ファンのみなさんとともに日本一を目指したいと思います。今日はありがとうございました!」

 その後ペナントを持って、グラウンドを1周。最後はナインが大きな円陣を作り、中心のマウンドに立った選手会長小窪の万歳三唱で真っ赤に染まったマツダスタジアムは1つとなった。