今秋ドラフト1位候補で最速153キロ右腕の桜美林大・佐々木千隼投手(4年=日野)が、今春からの連続イニング無失点を53回に伸ばし、巨人菅野(東海大)が持つリーグ記録に並んだ。

 だが、記録更新がかかった日体大戦の4回2死から失点。延長12回まで6安打7奪三振2失点で、勝敗はつかなかった。チームは延長14回タイブレークの末に敗れ、今季初黒星を喫した。

 ▽ソフトバンク小川編成・育成部長 故障もないから、年間を通していい投球ができる。何球団(1位指名で)行くかでしょう。

 ▽楽天長島スカウト部長 力任せではなく、余力十分で素晴らしいボールを投げる。プロでも大事なことができている。

 ◆佐々木千隼(ささき・ちはや)1994年(平6)6月8日、東京・日野市生まれ。小2から日野イースタンジュニアで野球を始める。ポジションは主に三塁手。小6から投手。三沢中では軟式野球部に所属。ポジションは投手、三塁手、外野手。日野では1年夏に三塁の控えとしてベンチ入り。3年春からエース。高校通算33発。桜美林大では1年春に初登板。181センチ、83キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄2人。