ソフトバンクのロベルト・スアレス投手(25)に来季、母国ベネズエラの超人気バンド「グアコ」からオリジナル登場曲がプレゼントされるかもしれない。28日に福岡でライブを行うメンバーのうち4人が27日、ヤフオクドームを訪れ、ホークスの練習を見学。スアレスはすでに離日しており、対面は実現しなかったが、CSで球団史上最速の161キロを計測した映像を目にすると大興奮し「こんなすごい選手がいるのか!」と、声をそろえた。

 ベネズエラ版EXILEともいわれる同バンドは中南米で絶大な人気を誇り、メンバーたちは米国のテレビ局ESPNで野球選手に扮(ふん)したCMにも出演している人気者。ボーカルのルイス・ボルハスは「大リーグの選手にもたくさん友達はいるが、こんな速くて力強い球を投げる選手はいない。来年のWBCでもベネズエラ代表に入れるんじゃないか」と、まくし立てた。

 さらに報道陣から、スアレスが日本ハム大谷の165キロを超えたらオリジナル登場曲をプレゼントすれば喜ぶんじゃないかと提案されると「それは面白いね」と興味津々。「でも球が速すぎて、投げている間には歌いきれないよ」と笑った。

 王球団会長とも握手を交わし、興奮冷めやらぬ様子でヤフオクドームを後にしたメンバーたち。スアレスが来季、日本プロ野球新記録を樹立すれば、もしかすると母国のスター歌手から最高の応援歌がプレゼントされるかも!?