今季限りで現役引退を発表した日本ハム米野智人捕手兼任2軍バッテリーコーチ補佐(34)ら4選手が30日、札幌市内で記者会見に出席した。

 米野の他に、須永英輝投手(31)大塚豊投手(28)荒張裕司捕手(27)が出席。米野は北照からヤクルトに入団し西武、日本ハムの3球団を渡り現役最後は故郷で終える決断を下した。「リーグ優勝、日本一のチームで最後に野球を終えられて本当に幸せ」と笑みをこぼした。

 須永は日本ハムでプロをスタート。巨人を経て15年に日本ハムに復帰した。「約8年半、お世話になり、なかなか結果を出せなかった」。大塚は「今はスッキリしています。ファイターズでは人間的にすごい成長させてくれた。素晴らしいチーム」と感謝した。大塚、須永は球団スタッフとして再スタートする。

 1軍未出場でプロ生活を終えることになった荒張は、来年度の東京消防庁の採用試験を受け第2の人生を歩むことを決めた。「この先の人生は長い。この決断をして良かったと思えるようにしたい」と誓った。