阪神梅野が副会長の責任感で正捕手取りに挑む。150万円ダウンの推定年俸1350万円で契約を更改。今季は原口のブレークもあり、プロ3年目で最少となる37試合の出場に終わった。選手会の副会長に就任し、来季はより存在感が求められるシーズンになる。「今年以上に責任感を持って、選手会をサポートし、自分やチームのシーズンが良くなるように、向上したい」。来季の正捕手争いを見れば、ルーキー坂本の評価も上がっており、レギュラー獲得は容易ではない。

 それでも梅野は来季の手応えを感じている。9月に藤浪と3度バッテリーを組み、好リードを見せた。その中で会話の重要性をあらためて痛感した。「技術だけでなく、コミュニケーションを図ることも継続してやっていきたい」。立場が人を作る。副会長就任をプラスに、巻き返しを誓った。