広島会沢翼捕手(28)が紅白戦でサヨナラ犠飛を打ち上げるなど打撃でアピールした。
まずは2回。2死一、三塁から岡田明丈投手(23)の初球外角球を捉え、右中間を破る2点先制適時打を放った。
同点で迎えた(特別ルールにより)最終7回は、1死一、三塁から追い込まれながら3球ファウルで粘って、最後は中堅へ大飛球を打ち上げてサヨナラ劇で紅白戦を締めくくった。
初球から積極的に打ちに行く姿勢は「自分の持ち味ですから」と胸を張る。紅白戦3試合連続安打と「打てる捕手」をアピールしている。
また、守ってもドラフト3位の床田寛樹投手(22=中部学院大)らを好リード。新人左腕の投球に「高さは間違っていなかった。全体的に低めに集まっていた」とうなずいた。
正捕手奪取を目指し、攻守に存在感を示した。【広島担当 前原淳】