憲伸がナゴヤドームのマウンドに帰ってきた。3月に引退表明した中日のOB川上憲伸氏(41=野球評論家)が、広島戦の始球式を行った。

 背番号「11」のユニホームに袖を通し、公式戦では14年4月23日阪神戦以来のナゴヤドームのマウンドに向かった。高めには浮いたが、ノーバウンドで捕手杉山のミットに収まった。マウンドを下りると、岩瀬から花束を受け取った。

 「サプライズだと思うけど、最後に岩瀬さんから花束をもらって、ジーンときた。おいおいと思った。うれしいですよね。球団にも配慮してもらって感謝している。こういう自分もファンに支えられたのだと感じました」と感慨深そうに話した。【宮崎えり子】