ロッテの涌井秀章投手(30)がパ・リーグのワースト記録となる1試合6本塁打を浴びて10点を失い、4敗目を喫した。

 左中間、右中間に膨らみがなく一発が出やすい球場。コースを狙い過ぎて力んで制球を乱し「意識し過ぎて苦しい投球になってしまった」とうなだれた。

 エースが撃沈して、借金は15に膨らんだ。伊東監督は「記憶にないぐらいの屈辱的な負け。ファンに申し訳ない」と目が真っ赤。試合後は巻き返しを期して緊急ミーティングを行った。

 ロッテ涌井秀章投手(30)が、パ・リーグのワースト記録を更新する1試合6被本塁打を浴びた。2回に大田、3回に近藤、レアード、4回に西川、5回にレアードと大田に打たれた。「本塁打をポンポンポンポン打たれた。打たれたのは全部投げミス。ショックというか、全部甘いところに投げていた。しょうがないとは思ってない。構えたところに投げて打たれたのならしょうがないとなるけど、投げミスなので」と反省した。

 これまではプロで358試合に登板していたが、1試合の自己最多被本塁打は3本だった。今季は試合前まで1被本塁打だった。