2軍で再調整中の阪神藤浪晋太郎投手(23)が3日、ウエスタン・リーグ中日戦(安芸)で出場選手登録抹消後初の実戦マウンドに立ち、先発で5回を5奪三振3安打1四球で1失点と試合を作った。

 初回に1四球1安打で2死一、二塁とされ、5番野本に中前適時打を献上。2回以降は制球も安定し、内野安打の1人しか走者を許さなかった。「初回はバタバタしたけど、その後は良かった。自分の投球はできたかなと思います」と納得顔で振り返った。

 藤浪は今季ここまで1軍で両リーグワーストの33四球を与え、3勝3敗、防御率2・66。5月26日DeNA戦(甲子園)も6回途中を3失点と苦しみ、翌27日に出場選手登録を抹消されていた。