中日荒木雅博内野手(39)が「日本生命セ・パ交流戦」の楽天2回戦(ナゴヤドーム)の4回に右前打を放ち、プロ野球48人目の通算2000安打に到達した。ドラフト1位入団ながら、非力でやゆされることもあった。打撃に自信のなかった男が、卓越した守備と走塁で働き場所をつかみ、22年かけてつかんだ打の勲章。通算33本塁打は2000安打達成者で最少だが、この33本こそが偉業への道を表していた。

 ▼荒木の本塁打は33本で、シーズン最多は01、08年の4本。2000安打達成時の本塁打は宮本の59本を下回る最少本数で、シーズン2桁本塁打を記録していない選手では初めて2000本打った。1発の少ない荒木は打順3~5番で先発したことがない。2000安打達成者の中でクリーンアップでの先発出場が少ない選手には5番で1試合の福本がいるが、クリーンアップを経験していない選手が2000安打を達成したのは初めて。