福岡大(九州6大学)は中盤に逆転を許して初戦敗退。元ダイエー投手の渡辺正和監督(51)の全日本での初勝利はならなかった。

 2回に伊取成貴内野手(4年=祐誠)の右中間への適時二塁打などで2点を先制。先発の秋山遼太郎投手(3年=田川)も5回1失点とリードを守った。しかし、2-1の6回から登板した笹渕塁嗣投手(3年=筑陽学園)が打者4人に1安打2四死球と崩れ、3失点で逆転された。

 渡辺監督は「球数が多く、右打者が続くので交代した。行けると思って投げてもらったが、見誤った。全国で勝つことの難しさを感じた。秋はリーグ戦を勝ち抜いて、神宮で試合をしたい」と明治神宮大会出場への意欲を見せた。