オリックスは阪神に完敗で交流戦初黒星を喫し、連勝が7で止まった。観戦に訪れた宮内オーナーも2桁失点に嘆き節だ。「新記録と違うか。11点、全部ツーアウトから取られた。インサイドワークかな。ツーアウトからちゃんと抑えたらシャットアウトや」。

 金子が誤算だった。3回に適時打3本と鳥谷の3ランで6失点。6回も「意識はあった」という昨年までの同僚糸井に適時打など3失点した。いずれも2死二塁が起点だった。自己ワースト9失点で3敗目。「初めから球が高く、修正できなかった。力任せになってしまった。自分の実力不足です」と肩を落とした。

 福良監督もオーナーと同じく、配球面を指摘した。「3回はストライクをそろえすぎた。今日はバッテリーで考えたら修正できてたかなと思う」。打線も阪神を上回る15安打ながら4点どまり。急失速した5月のように傷口を広げないため、連敗を阻止したい。