アマチュア野球を統括する全日本野球協会(BFJ)は14日、都内で評議員会を開き、初の女性理事として全日本女子野球連盟専務理事の山田博子氏(45)と弁護士の広瀬史乃氏(50)の2人を選任した。任期は2年。

 山田氏は語学が堪能。04年から女子野球に携わり、現在は国際野球ソフトボール連盟女子野球委員会委員や野球殿堂博物館評議員などを務める。山田氏は「チャレンジングでエキサイティングな機会を与えていただきました。女子野球の普及とともに、国際業務にも尽力していければと思います」と意欲を見せた。

 広瀬氏は日刊スポーツ新聞社で野球記者を経験。退職後、弁護士となり現在は企業の民事再生などに携わる。今でも高校野球やプロ野球を観戦するという。「野球記者として教わった教訓を生かし、野球界の方々に恩返しができればと思います」と語った。