国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局、ジェイ・スポーツは19日、都内でJSPORTS開局20周年記念映画、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の密着ドキュメンタリー映画「あの日、侍がいたグラウンド」の試写会を開催した。

 侍ジャパンチームのカメラが約1カ月、集合から強化合宿、東京ラウンド、アメリカラウンドまで密着し、100時間を超える映像を撮影。試合前のミーティングや、ベンチ裏の映像など貴重なシーン満載の仕上がりになっている。

 唯一の大リーガー、アストロズ青木が試合前の円陣で選手たちに語るシーンや、楽天嶋の涙の離脱、日本ハム中田&DeNA筒香の掛け合い、ムードメーカーだったソフトバンク松田や広島菊池の姿、さらに小久保監督の言葉など、野球ファンにはたまらない内容。小久保監督が大会期間中の選手の誕生日を毎回祝うなど、人間味あふれるシーンも盛り込まれている。

 三木慎太郎監督は「メジャーリーガーで唯一参加した青木選手の声を素直に聞く選手たちの関係性や、お互いのプレーを見て学び、吸収しようとする代表チームならではのシーン、そして勝ちたい思いを共有し、懸命に戦う姿に野球ファンならずとも応援したいと思ってもらえるはずです。試合の勝敗だけではなく、選手の人間臭さを見てほしいと思ってます」とコメントしている。

 映画は、全国主要都市10館で、7月1日から1週間限定で劇場公開する。上映時間は約1時間40分でチケットは1800円。

 公開映画館は以下の通り。

 北海道 ディノスシネマズ札幌劇場

 宮城 TOHOシネマズ仙台

 東京 新宿バルト9、T・ジョイPRINCE品川

 神奈川 横浜ブルク13

 愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

 大阪 梅田ブルク7

 兵庫 TOHOシネマズ西宮OS

 広島 広島バルト11

 福岡 T・ジョイ博多

 今夏には特典映像付きDVD、ブルーレイの発売も予定されている。