巨人は球団ワースト記録の13連敗を喫した後、交流戦最後の6連戦を5勝1敗と持ち直した。

 23日に今季初めて中日戦で投げる菅野は東京ドームで行われた全体練習でダッシュなどをこなし「いい流れのままいかないといけない」と意気込んだ。

 リーグ内の対戦が再開すると中日、ヤクルト、DeNAと、目下3位を争うライバルとの対戦が続く。セ・リーグトップタイの7勝を挙げている菅野は「現実を見ながら一戦一戦戦うことが、この先につながる」と一戦必勝の構えだ。

 「この先」には11・5ゲーム離されている首位広島がいる。「最終的な目標はそこになる。無理な数字とも思えない」と残り78試合での逆転優勝に燃えている。

 オールスター戦までは17試合で、最後に広島、阪神との対戦を含む9連戦がある。高橋監督は「いい投手に数多く投げてもらうのはあるかもしれない」と、菅野の登板間隔を短くして起用することも視野に入れている。菅野は「監督がそういう気持ちでいるなら応えないといけない」とフル回転を誓った。