沖縄出身のロッテ伊志嶺翔大外野手(29)が地元の期待に応えた。1番中堅で先発出場すると、初回の第1打席で西武野上から中前打を放った。

 伊志嶺の安打の直後に激しい雨が降り、63分の中断。3回にも雨が降り、2度目の中断。13分後にノーゲームとなった。それでも、地元選手の1打にスタンドは沸いた。

 家族や友人が応援に駆け付けていた。伊志嶺は「プレーする姿を見せるのが一番の恩返し。本当に良かった。(雨は)仕方ない。明日、また。明日は晴れて試合が出来たら」と話した。

 3-0とリードしながらノーゲームとなった伊東監督は「伊志嶺が地元で出てきて、せめてもの救い。明日もう1回、使います」と話した。