投げては「ミスター地方球場」が要所を締めた。先発辛島は今季、秋田、山形に続いて東北の地方球場先発は3試合目。のらり、くらりと緩急をつけ、7安打されながら6回を最少失点で6勝目。「細川さんが、相手が待ってない球を選択してくれた。リードが最高だった」と女房を立てた。

 ペゲーロの17号先制ソロ、島内の勝ち越し2ランと2つのアーチをかけて3連勝。7回には細川が移籍後初安打をマークし、梨田監督は「地元に錦を飾った。これで本当にイーグルスの一員になった」とたたえた。これで今季最多の貯金22。変わらず首位を走る。

 細川が高1夏の青森大会でプレーした思い出の球場。当時土だったグラウンドは、美しい人工芝に改修され「はるか夢球場」の愛称が付けられた。選手と、球団と、ファン。みちのくの夢が1つかなった1日だった。【鎌田良美】

 ▼楽天が43勝目を挙げ、貯金を今季最多の22に増やした。このオリックス2連戦は△○。今季の楽天は2連戦が8度あるが、結果は2勝4度、1勝1分け1度、1勝1敗3度。2連戦で貯金9をつくり、昨年7度もあった2連戦2連敗がまだない。日本一になった13年の最多貯金は27だが、43勝目は74試合目で、貯金22に到達は9月8日の120試合目。今年はまだ65試合目で、13年を上回るペースで白星と貯金を記録している。

 ◆青森開催 プロ野球が青森県内で行われたのは88年7月17日広島-ヤクルト戦(青森県営)以来29年ぶり。88年はヤクルトの池山、杉浦が本塁打を放ち、4-1(降雨のため5回コールド)で勝った。弘前市運動公園では84年8月11日の日本ハム6-1南海以来33年ぶり。この試合では日本ハムの坂巻が完投し、チームの連敗を14で止めた。青森県では50~88年まで計48試合を開催(青森県営21、青森市営6、弘前市営6、弘前市運動公園3、八戸10、三沢2)。50年6月28日には藤本英雄(巨人)が、青森市営での西日本戦でプロ野球初の完全試合を達成している。楽天は創設13年目で東北6県すべてでの開催を実現した。