二刀流が復活する。左太もも裏の肉離れから打者として復帰したばかりの日本ハム大谷翔平投手(22)が、明日7月1日のイースタン・リーグ西武戦(鎌ケ谷)に先発登板することが決まった。投手としては昨秋に負った右足首痛の影響もあって、開幕に出遅れており、今季実戦初登板となる。まずは短いイニングとなりそうだが、順調に消化できれば、投手としての1軍復帰、投打二刀流の完全復活も見えてくる。

 いよいよ、大谷が本来の姿を取り戻す。明日7月1日のイースタン・リーグ西武戦で、今季実戦初マウンドに上がることが決まった。「やってきたことを確認したいです」。短い言葉に二刀流完全復活への気持ちを込めた。

 4月8日に左太もも裏の肉離れを発症し、27日ソフトバンク戦で打者として復帰したばかり。翌28日の同戦では、左前への適時打を放ち、バットではさっそく能力の違いを見せた。一夜明けた29日は、打撃練習を回避。ブルペンに入って投手調整にシフトした。ベンチ入りメンバーからも外れ、試合開始前には千葉・鎌ケ谷へ向け移動した。

 昨秋に負った右足首痛の影響も大きく、投手としての今季の出場はなし。だが遠投や定期的なブルペン投球で準備は進めてきた。栗山監督も「155キロ以上は出ている」と不安は持っていない。一方で「スピードが出ることと投げられることは違う。打つ、振るということとボールを投げるということはできている。そういうこと以外の細かいことをチェックする」。配球の組み立て、対打者の駆け引き、フィールディングなど、実戦登板で必要となる動きに加え、登板翌日の体の状態などを確認する。

 登板後は再び1軍に合流する予定。打者として戦力となりながら、投手として復帰する道も同時に進めていく。指揮官は「1回投げれば前に進む。そこを目標にしてきた。まずは1日に投げてから」。先発陣の安定しない現状。柱となる投手・大谷の復帰が、チーム浮上のカギとなる。【本間翼】