ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(32)に警告が出された。
7回に安打を放ち、出塁。1死となり打者大引が二ゴロを放ち、一塁走者バレンティンは二塁へスタート。際どいながら「4-6-3」の併殺になりうるコースで、バレンティンは迷わずに二塁へスライディングした。阪神の遊撃手糸原は転送されたボールを捕球して二塁封殺したが、スライディングの影響からか体勢が乱れて一塁に送球ができなかった。
その直後に審判団が集まり、リプレー検証を開始。結果、バレンティンのスライディングが守備妨害とされ、3アウトとなってヤクルトの攻撃が終了した。ベンチからバレンティンが守備につこうとすると審判団から警告が告げられた。
今季から併殺崩しの危険なスライディングを禁止する「セカンドコリジョン」を見極めるため、新たにリプレー検証の対象となっていた。アウトかセーフのタイミングの判定は行わず、塁を奪うための適正なスライディングが行われていたかを見る。この日のリプレー検証で適正なスライディングでなかったと判断されたのは、初めて。
リプレー検証は6月3日の阪神-日本ハム戦の6回1死一、二塁から一塁走者の日本ハム大田の二塁へのスライディングを検証したが、問題なしと判断された。新ルールでは、走者が違反した場合、走者と打者走者がアウトになる。
試合後、責任審判を務めた丹波幸一一塁塁審(47)が取材に応じ「当該(二塁塁審だった)の白井が疑念を抱き、自主的に協議してリプレー検証をした。ある程度走路を外れていたと感じていたので、もう1回検証しようと。(ビデオを見て)明らかに走路を外れていたし、野手に向かってスライディングをしていたし、(送球を防ぐために)手も出していた。ダブルプレーになるかというタイミングは関係ない。悪質どうこうにはいたらなかったので警告は出した。(1発退場もあるが)もっと故意に起こしていたり、選手生命を奪う物ではないと判断した」と説明した。
バレンティンは「自分としてはそんなに危険なスライディングだと思っていない。接触はしていません」と話した。



