交流戦中に感じた違和感を修正してきた。9戦連続2桁奪三振の世界新記録をかけた6月15日ヤクルト戦は、7回7安打6失点と乱れた。三振も8個で、記録は途絶えた。「あの時くらいから自分の中でフォームがしっくり来ていなかった」と、ブルペンで調整してきた。1球を投げ終わるごとに、軸足、リリース、体のブレなどを確認。約60球の投球練習で1時間を超す日もあった。約3週間の時を経て前日3日には「だいぶまとまってきたと思う」と、感覚が戻ってきた。
負ければ、2位後退だった。チームは連敗していた。則本も6月8日DeNA戦から勝ち星が遠ざかっていた。前回登板に続く今季2度目のカード頭で、チームと自身に勢いを取り戻した。次戦はオールスター前、最後の登板となる11日ソフトバンク戦。「今日は雨もあって、ラッキーな形での勝利。次回以降、しっかりとゲームメーク出来るようにしたい」。夜空とは反対に、表情は晴れやかだった。【栗田尚樹】




