先発した阪神ランディ・メッセンジャー投手(35)は相性のいい地方球場で8勝目を挙げた。

 初回にヒット3本を集中され、いきなり先取点を与える展開だった。それでも150キロ台の力強い真っすぐにスライダーやカーブなどで緩急をつけ、7回1失点。6月8日オリックス戦以来、約1カ月ぶりの勝利を手にした。「あれだけ点を取ってもらったから、みなさんに感謝だよ」と打線に感謝しきりだった。

 地方球場と相性がいい。過去5戦4勝で負けなし。抜群の相性を誇る。この日は初登板だった倉敷だったが、白星を挙げた。「地方とはいえ、ホームゲームのようなファンの声援で、ホームのように投げられたよ」。最後まで明るい表情でバスに乗り込んだ。