力強く逆襲へのターンを決めた。巨人菅野智之投手(27)が、前半戦の最終登板を7回5安打無失点の白星で締めくくった。9勝目(4敗)はハーラー単独トップで、前半戦での9勝は、9勝4敗で折り返した14年以来。中4日で勝利した5日の広島戦に続き、中5日での登板を勝利に導いた。チームに今季初の3カード連続勝ち越しをもたらし、後半戦に向けた反撃ムードをつくり出した。

 菅野は今季のヤクルト戦は3戦3勝で、24回を投げてバレンティンのソロ本塁打による1失点だけ。ヤクルト戦は適時安打をまだ許していない。菅野が前半戦で9勝は14年に並び最多となり、ハーラートップで折り返しも14年に次いで2度目。14年は前田(広島)と井納(DeNA)も9勝で、単独トップで前半戦終了ならば初めてだ。菅野は昨年まで前半戦が通算30勝16敗に対し、後半戦は14勝12敗。後半戦は14年から3年連続で3勝止まりだが、今年は何勝できるか。