ヤクルトが今季2度目の10連敗を喫した。前半戦だけで2回の10連敗をしたのは1956年の高橋ユニオンズ以来61年ぶり。

 先発ブキャナンが誤算だった。チーム最多の5勝を挙げており、必勝を期しての中5日での登板。しかし制球が定まらずに5四死球で、4回2/3を投げ6安打7失点と試合を作れなかった。打線も1回に1点を先制し、1死満塁と好機をつくるも得点を重ねられず。先発野手が全員安打するも要所で加点することができなかった。

 今季の1度目の10連敗は5月30日のオリックス戦から引き分けを1試合挟み、6月10日のロッテ戦まで。2度目の今回は7月1日の阪神戦から引き分けを1試合挟み、12日の巨人戦で到達した。

 真中満監督(46)は「投打ともに圧倒されたという感じでした。宮国の立ち上がりを攻められれば展開が違った。立ち直らせてしまった。選手はできることを精いっぱいやって、ファンの皆さんも最後まで応援してくださるので、期待に応えられるように1試合1試合大事に戦っていきたい」と敗因を振り返った。借金は24にふくらみ、7月に入って勝ち星がないまま前半戦を終えた。