中日は接戦を落として4連敗。前半戦の最後に5位に転落した。バルデスが4-1の6回に同点にされ、8回に3番手又吉が決勝点を許した。

 貯金5を作った6月の戦いを支えたのは先行逃げ切りの形。少ないリードを継投でしのいで、ことごとく接戦を拾ってきた。この日はゲレーロが初回に23号2ラン。6回にも大島が2号2ランで4-1と優位に進めた。先発は開幕からエース格としてフル回転してきたバルデス。得意のパターンが決まるかに思われたが、6回につかまった。バルデスは「球は悪くなかったが、誰もいないところに飛んでしまった」と無念そうに話した。【柏原誠】