巨人高橋由伸監督(42)が12日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、渡辺恒雄代表取締役主筆ら首脳に前半戦報告を行った。

 約1時間ほどの会談を終え、指揮官は「みなさんも試合を見ているので、その中で感じたことを意見交換した」と振り返った。前半戦は球団ワーストの13連敗を喫したが、終盤に3カード連続勝ち越しと上昇気配も示した。同席した球団の老川祥一オーナーは「一頃に比べれば調子は上がっている。一足飛びに1位とはいかない。長嶋さん、王さんも(監督時代に)苦しい時期はあった」と話した。席上で3年契約の最終年となる来季に向けた話は出なかったと言い「来年もしっかり頑張っていただけるように1戦1戦、頑張ってほしい。今年ももちろん優勝を目指し、さらに来年チーム全体が強くなっていけるように」と強化を求めた。