中日森繁和監督(62)が13日、名古屋市内で白井文吾オーナー(89)に毎年恒例のシーズン中間報告を行った。矢野球団社長、西山球団代表を交えて約1時間30分、意見交換した。

 監督就任1年目はここまで借金7の5位だが、3位DeNAとは4・5ゲーム差とAクラスを狙える位置につける。オーナーは同監督の来季の去就について「(見直す)必要ありません」と続投が既定路線と明言。「故障者が出たり、都合の悪い人が出たりで十分戦力が整わない中で、いい線をいっている。若い選手を育てるのが今のドラゴンズの大きなポイントになっている」と期待した。

 森監督は「一番苦しいときに若い連中が出てきて、勢いに乗るにはいい勝ち方をしてくれたときもあった。これからはベテラン、中堅、若手ががうまく回るようにならないと難しいと思う」と引き締めた。