中日岩瀬仁紀投手(42)が史上最多登板を達成した。通算949試合で米田哲也のプロ野球記録に並んだ。同点の9回2死一、二塁で田島を救援し、阿部に右前打を浴びて満塁になったが、村田を打ち取り、サヨナラのピンチを切り抜けた。

 記録達成のアナウンスがあると、三塁ベンチ前で歓声に応えた。

 愛知県生まれで西尾東から愛知大、NTT東海(当時)を経て98年ドラフト2位で中日入り。1年目から救援として活躍。04年から抑えに固定され、史上最多の通算403セーブを挙げている。99~13年まで15年連続で50試合に登板した。

 14年途中の左肘故障で15年は登板がなかったが、引退危機を乗り越え、今季はこれが45試合目の登板と完全復活した。

 ヒーローインタビューは以下の通り。

 -プロ野球記録に並んだ

 岩瀬 自分ではピンとこないんですが、よくここまで投げられたなとは思う。去年、おととしと(しっかり)投げられていなかったので、それを考えたら喜びもひとしおです。

 -今日の登板について

 岩瀬 大ピンチでしたけど、開き直って投げました。何とか勝ててよかったです。

 -今年は6月の月間MVP獲得など活躍

 岩瀬 6月はよかったけど、7月は成績を落とした。8月はもう1回、気合入れて頑張ります。

 -次は950試合

 岩瀬 来るときは来ると思う。

 -ファンに一言

 岩瀬 しっかり投げられるように頑張ります。