初回から猛虎の勝利を予言できた。阪神には「福留神話」があるからだ。2死走者なしで、キャプテン福留が鮮やかな放物線を描いた。小川の内角ストレートをとらえ、右翼席に11号の先制ソロ。福留が本塁打を打てば今季は11戦全勝。昨年から13連勝だ。

 積極的な休養が効いている。先週は6連戦で5度ベンチスタート。前日4日の移動日試合も欠場した。40歳のベテランは開幕からフル回転だった。金本監督から「孝介には負担をかけ過ぎている」とわびられたこともあった。「そうやっていただいている中で、自分のできることをやって、準備するだけじゃないですか」。配慮に応えるかのように、ここ5戦で3発。指揮官も「休みを入れると、スイングが違う。休ませどころはこちらの判断になるが、よく見極めて、やってあげたいなと思う」と目を細めた。

 ロジャースとの3、4番コンビで打線を活性化させている。「彼(ロジャース)も日本の野球は短いが、いろんなことを勉強して、アジャストしようと一生懸命やっている。チームにとっても、いい影響を及ぼしていると思う」。新助っ人と主将の不敗弾が、広島追走への推進力になる。