オリックス平野佳寿投手(33)が1軍に昇格した。7月21日の楽天11回戦(Koboパーク宮城)で島内にサヨナラ打を打たれて6敗目を喫したあと、自ら申し出て2軍で調整を続けていた。9日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(舞洲サブ)に登板し、6回の1イニングを完全投球。内容を伝え聞き、福良監督が昇格を決めた。

 日焼けした顔で京セラドーム大阪に現れた平野は、投手陣らチームメートの大きな拍手に迎えられて試合前練習に合流した。福良監督は「昨日(9日)はよかったみたいですね。きょうの試合でそういう場面が来たら、抑えは平野で行きますよ」と語った。