広島が1回にブラッド・エルドレッド内野手(37)と新井貴浩内野手(40)の2者連続適時打で2点を先制した。

 1回2死走者なしから連続四球で一、二塁とすると、5番エルドレッドは初球139キロ真っすぐを中堅にはじき返して、二塁走者を迎え入れた。さらに一、三塁で6番新井は追い込まれながら外角球にうまくバットを合わせて右前にはじき返し、貴重な追加点をもたらした。

 一昨季2勝4敗と苦手とした「カープキラー」の中日八木から幸先よく2点を先取。エルドレッドが「初球からコースに逆らわずうまく打つことが出来たよ」と言えば、新井は「ランナーをかえすことが出来て良かった」と話した。両ベテランが試合の流れを引き寄せた。