前日10日の巨人戦で阿部のライナーを受けた阪神メッセンジャーは、「右足の腓骨(ひこつ)骨折」と診断され、出場選手登録を抹消された。沈みかけたチームを7回3安打1失点の投球で救った岩田についての金本知憲監督のコメント。

 「周りがしっかりと自覚を持って、やってほしい」。

 「今、特に先発陣がこういう時こそ、オレが絶対に穴を埋めるというハートを持ってほしい。今日の岩田にはそういうものを感じた」。

 メッセンジャーの離脱期間を問われ、「かかるね。(今季中の復帰は)厳しいかも分からんね」。

 13号となる3ランを放った中谷について。

 「慣れてきたのもあると思う。対応の仕方とか、いろいろね。もともと飛ばすパワーもある。アジャストするタイミングさえつかめば、いいものが出てくるだろうと去年から思っていた」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -打線がつながった

 金本監督 中谷の1発が大きかった、本当に。

 -この球場では場外弾も打ち、相性がいい

 金本監督 どうなんかな? それは分からない。本人に聞いてみて。

 -大山も連日の働き

 金本監督 いい当たりしましたね。さすが片鱗を見せてくれている。

 -岩田は1四球で安定していた

 金本監督 もともとパワーピッチャーですから。いい時は真っすぐで押して、スライダーで空振りを取る。ツーシームで楽するのが、彼の良さを消していたように思う。去年の話もしたりしたが…。

 -7回で降板したが

 金本監督 次の登板のこともある。メッセの穴を埋めてやる気持ちがあったんじゃないかな。

 -打線も投手陣を援護するために、打ち勝った

 金本監督 野手もそういう気持ち、ハートを持ってね。そういう選手が多ければ多いほど、チームは強くなる。成長すると思う。そういう所も見させてもらいます。