昨年3月、右肘痛に悩まされていた大瀬良は、同じく右太もも裏痛の鈴木とともにリハビリの日々を送っていた。考えすぎる大瀬良とは対照的に、前向きな鈴木の言動に救われたこともあった。出場選手登録を抹消された今も連絡を取り合っている。苦しい時期をともに過ごしたからこそ、気持ちが痛いほど分かる。「本人は一生懸命やった結果のケガなので後悔はない、と言っているけど、それでも悔しい気持ちはあるはず。1人になると、どうしても考えてしまうだろうし…」。精神的負担がのしかかる後輩に、余計な心配はかけたくない。

 自身にとっては9勝目をかけたマウンド。勝てば3年ぶり2桁勝利を射程圏に入れ、チームも連覇へ向けてさらに勢いづく。巨人には今季3戦負けなしの2連勝中。鈴木離脱後4試合で2勝2敗のチームを救う投球で、誠也にもエールを送る。【前原淳】