DeNAがシーソーゲームに敗れ、白星を取りこぼした。

 初回に宮崎敏郎内野手(28)が満塁弾で先制。しかし、先発ジョー・ウィーランド投手(27)が直後に3失点。4回にも2失点し5回5失点と不安定な内容も、勝利投手の権利を得たまま降板した。しかし、1点リードの8回から登板したエドウィン・エスコバー投手(25)が勝ち越しを許し敗れた。

 ウィーランドにとって、対中日は7試合目とあって、互いに知り尽くしている中での対戦だった。「ミスをしないことが重要」と慎重に入ったが、打ち合いの展開に持ち込まれた。ウィーランドは「修正点は明確。ストライク先行できれば球数少なく打ち取れている。逆にボール先行の回は失点している」と課題を挙げた。

 決め球のナックルカーブが打ち込まれたが、その原因も分かっている。「真っすぐがストライクに入らなかったから(中日が)カーブを狙い球にしたんだと思う。2ボールからのカーブと、2ストライクからカーブでは、まったく違ってくるから」。制球力が生命線なだけに、修正して9月の終盤を迎えたいところだ。