基本的に泰己の意思を尊重して、自由に育てるようにした。それで選んだのが、兄ちゃんの後を追いかけるようにやっていた野球。泰己が小6の時に所属していた大原イーグルスで監督をさせてもらったけど、あの時は気を使ったもんだよ。自分の子どもってこともあって。そこは他の父兄さんに助けてもらったよ。

 高校でプロ志願届を出した時に、ドラフト中継を見たさにCSチャンネルに加入したんだよ。あの時は指名がなくて残念だったけど、あれから4、5年たったかな。今では時間があれば、1軍とか2軍の試合を見ているよ。でも生で見るのが一番だな。甲子園とかヤフオクで泰己が投げる日に見に行った時、そう思ったよ。

 初勝利だからって「おめでとう」の言葉はあえてかける気はないかな。1勝目は通過点で、長く活躍しないと意味がないからね。今はプロ野球選手、泰己の成長が楽しみで仕方ない。これからも頑張ってほしい。【取材・構成=山川智之】