阪神糸井がプロ14年目で初のサヨナラ弾を放った。3-3同点の延長10回2死。近藤の148キロ真っすぐを右中間席までカッ飛ばした。

 お立ち台で左手を突き上げ「やりましたー!」と絶叫。「一戦も落とせない戦いが続いているんで、次につなげようと思って打席に入りました。この甲子園でサヨナラホームラン打てて、最高の気分です」と大興奮だった。広島が敗れ、3度目の自力Vが復活。甲子園が大歓声に包まれた。

 ▼糸井が延長10回にサヨナラ本塁打。サヨナラ安打は日本ハム時代の10年に2本あるが、サヨナラ本塁打はプロ入り初めてだ。糸井の本塁打は通算137本目となったが、過去に「サヨナラ」だけでなく、「満塁」と「代打」もなし。通算100本塁打以上の打者で、サヨナラ、満塁、代打の3種類の本塁打が1本もないのは糸井とクルーズ(日本ハム=通算120本)だけだった。