阪神がロースコアの接戦を制し、ヤクルトに同一カード3連勝を飾った。

 4回に鳥谷が決勝打となる中前タイムリーを放った。先発秋山は7回無失点の好投で12勝目を挙げた。8月は17勝9敗1分け。首位広島とのゲーム差を「5・5」に縮めた。試合後の金本知憲監督(49)の談話は以下の通り。

 -完封リレーで3連勝

 金本監督 何と言っても、秋山。リリーフが登板過多というか、酷使されている中で、7回を投げてくれて助かった。

 -岩崎を8回に起用

 金本監督 ヒット1本、打たれたが、きっちり先頭を取ってくれた。そこも大きかった。

 -ブキャナンに対し、右の俊介を1番で使った

 金本監督 中谷がインサイドを攻められて、自分のバッティングを見失っている。これもひとつの勉強。競争の意味もあるが、いきなり俊介が打ってくれてよかった。

 -鳥谷が決勝打

 金本監督 あそこで打ってくれる。なかなか点が取れそうな雰囲気ではなかったが、孝介もいいスタートを切ってくれた。走塁も見事だった。

 -2000安打まであと8本

 金本監督 いい所でたくさんヒットを打ってほしい。

 -8月は貯金8を稼いだ

 金本監督 就任当初から言っているように、8月、9月に地力を発揮できるチーム作りを目指してきた。9月も同じような調子でいきたい。

 -首位に5・5ゲーム差に詰めたが、広島を意識するか

 金本監督 もちろん。ずっと言っているように、上しか見ていないので。