猛虎にニュースターの誕生だ。阪神ドラフト1位の大山悠輔内野手(22)が、新人では球団史上初めて4番で本塁打を放ち、チームを5連勝を導いた。2試合連続で4番に座り、2点差に迫られた直後の3回、左翼へ6号ソロ。猛虎に絶えて久しい和製大砲誕生を予感させる完璧アーチだった。

 新人4番打者の本塁打は、92年7月29日町田(広島)がヤクルト戦で記録して以来、25年ぶり。町田は4番で15試合に出場し、大山同様に4番2試合目で本塁打を放った。阪神の新人4番打者(プロ野球初年度の36年を除く)の1発は、1リーグ時代を含めても大山が初めてになる。