ソフトバンクのデニス・サファテ投手(36)が前人未到の50セーブに到達した。

 3点差に迫られた9回無死一、二塁のピンチで登板。ダブルスチールで走者を進めたが、平沢、高浜、荻野を3者連続の空振り三振にしとめ、チームを3年ぶりの9連勝へと導いた。

 「今宮が(9回に)本塁打を打っていなければ(回の頭から)自分がいく予定だったし、準備はできていた。とにかく3つアウトを取ろうと、ストライク先行で余計な走者を出さないようにと思って投げた」

 これで16試合連続セーブ。小林雅英(ロッテ)が持つ17試合のパ・リーグ記録にあと1つに迫った。プロ野球記録は佐々木主浩(横浜)が持つ22試合。節目の50セーブに到達した守護神は「響きがいい数字だね」と笑顔。マジックも5に減り「あとはチームが5試合、何点差でもいいから勝つこと。1日も早く優勝を決めたいね」と、声を弾ませた。