巨人が5点差を追いつき、ドローに持ち込んだ。2回までに先発田口が5失点し、劣勢に立たされた。土壇場の9回に相手の悪送球もあり同点とし、なお、無死二、三塁の絶好機を迎えたが、勝ち越しはならず。延長12回には無死一、二塁から阿部が犠打を決めて、1死二、三塁とするも、後続が倒れ、無得点に終わった。一方でリリーフ陣は田口の後を受けた、池田、田原、カミネロ、マシソンが追加点を許さずに粘った。

 試合展開としては、追いついたことも収穫だが、勝ち越せなかったことは課題に挙がる。主砲の通算30個目の犠打を決めた阿部慎之助内野手(38)は「あと1本だった…」と白星を拾えなかったことを悔しがった。