ロッテ井口資仁内野手(42)が試合後、ファンの前で引退スピーチを行った。全文は次の通り。

 「このようなセレモニーを行っていただいた、ロッテマリーンズの関係者の皆様、最後まで残っていただいたファンの皆様、本当にありがとうございました。

 ホークスで8年、アメリカで4年、マリーンズで9年、常にチャレンジを忘れず、挑み続けてきました。入団当初の目標だった2000本安打、メジャー挑戦、40歳まで現役。他の選手では経験できないことを多く経験させていただき、自分自身の宝になりました。そして、21年間、多くの皆様に応援していただき、今日の引退試合、そしてこのセレモニー、本当に最高の野球人生だったと思います。

 小さい頃から夢だったプロ野球選手は今日で終わりますが、また明日から次の夢、目標に向かって、精いっぱい頑張ります。そして、ますますの野球発展、野球振興のために尽くすことが、皆様への恩返しだと思っております。

 わがマリーンズですが、このような順位で終わるチームではありません。まだまだ、伸びしろのある中堅、若手選手がたくさんいます。ぜひ、皆さん、今以上に熱い声援をよろしくお願いします。そして、選手の皆様、来シーズンはこの悔しさをファンとともにぶつけて、このマリンスタジアムにチャンピオンフラッグを掲げて下さい。選手の皆さん、期待しています。

 最後になりました。21年間、熱い声援をいただいたファンの皆様、チームの皆様、サポートしていただいた球団の皆様、全ての皆様方に感謝して、今日、ユニホームを脱ぎたいと思います。21年間、本当に、本当に、ご声援ありがとうございました」