もちろん1位は清宮で揺るぎありません! 阪神は25日、兵庫・西宮市内でスカウト会議を開き、今オフのドラフト会議で早実・清宮幸太郎内野手(3年)を1位指名する方針を確認した。清宮が22日にプロ入りを表明して以来、初の会議開催だったが、すでに四藤球団社長が12球団のトップを切って「清宮1位」を明言。あらためて、1位指名する戦略を確認する場となった。佐野アマスカウト統括は「1年生から甲子園で活躍し、(打球を)飛ばす力、バッティングの柔らかさは大学・社会人を含めても1番です」と最高評価でラブコールを送った。

 清宮はこの日、プロ志望届を提出したが、今後はドラフトを前に各球団のスカウト陣と面談する可能性がある。もちろん、阪神も面談を希望されれば応じる方向だ。ポストシーズンの前後だけに金本監督の面談出馬は厳しいが、高校3年間の成長を見守ってきたスカウト陣らが育成方針、獲得への熱意を伝えることになる。清宮が熱烈な阪神ファンとされるだけに、さらなるアピールのしどころだ。

 また、佐野アマスカウト統括は全体の指名対象を約70人に絞り込んだことを明かした。外れ1位は、ともに152キロ左腕のJR東日本・田嶋大樹投手(21)、立命大・東克樹投手(4年)らが有力候補で、今後他球団の動向も見ながら、シミュレーションしていく。