ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(33)が「31号の壁」を越えた。

 3点を追う3回無死一、三塁で中日大野の132キロツーシームをとらえた。右翼方向への大きな放物線はそのままスタンドへ飛び込む32号3ランとなり、試合を振り出しに戻した。

 9月18日以来7試合ぶりの1発に「いい場面で最高の結果が出てよかった。超気持ちいい」とコメントした。

 バレンティンは11年のシーズンから本塁打31本で終えたのが4度。日本記録のシーズン60本塁打を放った13年とケガで離脱した15年の1本以外は31本の壁を越えられなかったが、ついにジンクスを脱却した。