阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が今季最終戦となる6日の中日戦(甲子園)で復帰登板することが内定した。右足骨折の回復は順調で前日1日には5回を投げた。金本監督は「たぶん投げると思う」と1軍登板を示唆した。無事に1軍復帰できれば、CSファーストステージ初戦の先発が見えてくる。

 メッセンジャーは2日、鳴尾浜球場で調整した。雨の中、キャッチボールを行い、気合は十分。「(右足は)問題ない。今から逆戻りはしたくない。1歩ずつ前に進んでいくだけだ」。きょう3日に行われる1軍の投手練習に合流する予定。チームはエースの負傷離脱後、先発の駒不足に苦しんだ。メッセンジャーの復帰は強烈な追い風になる。金本監督も思わずつぶやいた。「心強いね。メッセが帰ってくるのは…」。下克上に必要不可欠な男が間もなく臨戦態勢だ。